G7に行った中川昭一財務・金融担当大臣のローマでの大失態。わたしは、中国に出張中でしたが、中国でも大きく取り上げられていました。恥ずかしいかぎりです。中国では、酔っぱらいは、見たことはありません。さすがは、儒教の国と思ったものです。
しかし、自民党には、人材がいないのかと、首を傾げざるを得ません。中川昭一前財務・金融担当大臣は、1月28日の衆院本会議でも26カ所の読み間違いがありました。ローマのバチカン博物館では、柵を乗り越えて石像に触れて警報を鳴らしています。この時期、日本の第4四半期のGDP成長率が、マイナス12.7%であったことを日銀は発表しました。もう自民党には任せられないという神のお告げのような感じです。
そして、自民・公明の目玉の景気対策である定額給付金について、小泉元首相から「参院と衆院の意見が異なった場合に衆院で再議決させることに若干、異論がある。衆院で再議決なら本会議は欠席する」とモスクワ市内の記者会見で表明される始末です。定額給付金についても、「ほかに違う方法があるのではないか」とあらためて批判されています。小泉氏は、「衆参両議院でもっと話し合いなさい。数に頼るのは、慎みなさい」と言っているわけですが、自民の幹部は、まったく聞く耳を持たず、もし党の方針に反した場合は、処分の対象になると言っていますが、さすがに麻生首相は、そこまでの決心はついていないようです。小泉氏を処分した場合の得失が読めていないのです。一方、小泉郵政選挙で、心ならず(?)も当選した小泉チルドレンは、「再議決では賛成する」と言っています。多くの人が反対する定額給付金については、慎重を期すべきでしょう。この定額給付金の振込手数料を都市銀行はしっかりとるそうです。800億円程度になるようです。これこそ、入札で銀行を決めるべきでしょう。今の自民党のやることは、不明瞭なことが多すぎます。中国で入札に対しては、『公正、公明、公開』が基本と聞いています。日本ももう一度襟を正す必要があります。
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