2月1日から稲盛和夫・京セラ名誉会長(77)がJALのCEOに就任します。1月30日の日刊ゲンダイによりますと、稲盛氏は、第2のゴーンになるのか、カネボウからJALの会長になった伊藤淳二になるのかと、書いています。伊藤淳二氏は、当時の中曽根康弘首相がカネボウからJALに送りこんだ労災対策のエキスパートでした。“沈まぬ太陽”にも出て来ます。しかし、伊藤氏の手法は、カネボウでしか通用しないものでした。稲盛氏も伊藤氏もカリスマ経営者で、宗教的な色彩が濃く、カネボウは“伊藤教”、京セラは“稲盛教”の教団株式会社と陰口を叩かれました。
今回、稲盛氏にCEOの話が行く前に、ANA会長の大橋洋治氏に打診しましたが、大橋氏は取り合わなかったそうです。大橋氏は航空業界で小沢氏が唯一信頼する経済人だったそうです。
結論は、JALの再建には、カルロス・ゴーンのドライさが、必要だということです。稲盛氏は中には、厳しいが、外には意外に甘いところがありますから、ゴーンのような割り切り方と手法がとれるでしょうか。時間は、3年間しかありません。JALは絶対に再生しないといけません。成功しなければ、国民にとっては、不幸です。
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