平野氏は、昭和10年生まれですので、今年で75歳になります。かれが、2月19日の産経新聞に現在の政情について、語っていました。産経新聞というのは、反小沢、親自民の新聞とわたしは思っています。その産経が平野氏の記事を載せています。
1. 民主党の問題
「政府は鳩山、党は小沢」と分けたことが、鳩山政権の問題と述べています。これは、反小沢グループが小沢氏に政策協議にかかわらせないようにしたためです。一番困っているのは、鳩山首相です。親小沢か反小沢かという対立軸を作っているのが、深刻な問題であると平野氏はいっています。それを助長しているのが、渡部氏とも語っています。
2. 渡部恒三氏
反小沢グループが渡部氏の実態を知らないのが問題。渡部氏は自民党田中派時代からトラブルメーカーでした。言葉巧みにいろんな人に取り入り生き延びて来ました。「小沢さんは友達だ」と言いながら、意図的に小沢氏の評判を落とそうとしています。
2月24日の日刊ゲンダイにも、長崎県知事選で負けると早速イチャモンと書かれています。「政治家の出処進退は国民がみて『なるほど』と理解するような判断をしないと支持されない」と強調したりしていますが、小沢幹事長は、「与野党で議論することなので、その議論の結果に従う」と述べています。したがって、渡部氏の言は、当たりません。
3. 小沢幹事長の金の問題
小沢氏は不正なカネをもらったことは一切ありませんと小沢氏とは、長い付き合いの平野氏は述べています。検察の捜査は、不正なカネをもらったはずだということが前提でしたが、これは実証できませんでした。検察の捜査は、実質的に昨年の3月以来のロングランですから、検察の罪は重いと思います。検察は、小沢氏の政治的暗殺をもくろんだわけですが、これは現段階では失敗に終わっていますとも述べています。
4. 検察に対する危惧
今回の元秘書の石川議員の逮捕は、議員辞職勧告が出されましたが、憲法違反の可能性が高いと述べています。憲法上、有権者によって選ばれた身分は重く、政治資金規正法の虚偽記載で問われるものではない。政治資金規正法は、虚偽記載の構成要件が書かれていません。しかし、検察はこの法律を利用して、立件しました。戦前の特高警察と同じ手法とまで述べています。今回の一連の検察のやり方は、昭和9年の帝人事件に似ているとも言っています。帝人事件については、いずれ書きたいと思います。
鳩山首相は、修羅場の経験がありません。以前に明智光秀のことを書きましたが、光秀が唯一野戦を行ったのが、山崎の合戦で、ここで破れて農民に殺されました。鳩山首相は、まさに野戦の経験がありません。日本の政治が、正常になるまで、小沢氏には頑張ってもらわねばなりません。
また、平野氏は、今の政治家で日米関係の重要性が一番分かっているのは小沢氏だと書いています。鳩山氏に任せていたのでは、普天間問題も5月までには片付きません。小沢氏に仕切ってもらわねば国民もアメリカも不幸です。
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