2010年2月2日火曜日

無責任なマスコミ報道

 どうもマスコミの報道は、日本をおかしな方向に向かわせているように思えてなりません。まず、マスコミの世界にいる人たちは、マスコミが第1主権者であることを自覚しなければなりません。第1主権者は、一般国民でも国会議員でもありません。マスコミなのです。
 今回の小沢報道ですが、マスコミは検察がどうもっていこうとしているか分かるはずです。小沢に与党の代表、幹事長をやってもらうのは困るのです。取り調べの可視化を民主党は考えています。アメリカでは、取り調べには、弁護士が立ち会います。本当は、可視化よりも弁護士の取り調べ時の同席を求めることの方が先なのですが。
 検察をはじめとする官僚には、民主党政権よりも自民党政権の方がやりやすかったのです。自民党政権は、この60年の政権担当で、日本国をシロアリのように巣食ってしまいました。後世は、今回の政権交代を無血革命と呼ぶでしょう。
 これには、小沢一郎の力が大きかったことは間違いありません。大なたをふるったのは小沢でした。大なたは彼しかふるえません。彼なしには、今も自民党政権が続いていたことでしょう。そして、マスコミは、この小沢を葬り去ろうとしています。世論も完全に小沢は幹事長を辞めるべきという方向にいっています。今、小沢がいなくなると、民主党はどうなるでしょう。前原、枝野も勝手なことを言い始めました。なぜ、言うのでしょう。それほどに目立ちたいのでしょうか。それとも、自民党から何がしかの粉薬を嗅がされているのでしょうか。また、マスコミは、小沢を辞めさせた後に、どうもっていこうと考えているのでしょうか。そういうことも考えずに検察に手を貸して、小沢潰しを行い、民主党政権の崩壊を持って行こうというのは無謀です。少なくとも、あと数年は、民主党政権を続かさなければ、元の黙阿弥です。“水清くして魚棲まず”といいます。どぶ川だった自民党政権よりも随分いいはずです。

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