2012年6月2日土曜日

ボケない脳の作り方(3)

野菜をたくさん食べている人や、魚を食べている人は、食べていない人に比べてどちらも認知症にかかりにくいという結果が出ています。

高カロリーの食品や肉食系の料理よりも、地中海料理がいいと言われます。赤ワインに含まれるポリフェノールなどもいいといいます。総じて食事は、腹八分目くらいの控えめのほうがいいようです。
野菜ジュースを週3回以上飲む人は、週1回未満の人に比べて、アルツハイマー病の発症リスクが76%低減していました。野菜ジュースに含まれるポリフェノールがいいのではないかと言われています。

カレー粉に使われるターメリック、つまりウコンに含まれるクルクミンというポリフェノールは、老人斑の形成を30%減少させます。カレーをよく食べるインド人はアルツハイマー病患者が少なく、アメリカ人の4分の1ともいいます。

日本茶に含まれるカテキンによっても、老人斑の形成は4754%減っています。
肉と魚を1日おきに食べるのがいいようです。

年齢によって、防ぎたい病気は変わっていきます。70歳までは、防ぎたい病気は、ガン、心臓病、脳卒中。いわゆる生活習慣病です。しかし、70歳以降はどうでしょうか。

70歳以上で防ぎたいのは、介護が必要になる事態です。
そのためには、栄養不足にならないこと。肥満を防ごうと考えるより、少々太っていてもかまいません。一番よいことは体重の変わらないことで、70歳までは、“ちょい痩せ”を目指し、70歳を過ぎたら、“ちょい太”ぐらいがちょうどいいでしょうねと白澤教授は語っています。

粗食のせいで、血管が脆くなり、脳卒中を起こしやすい体質の人は、たとえ脳卒中にならなくても、脳の老化が早まって認知症を発症しやすくなります。

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