高カロリーの食品や肉食系の料理よりも、地中海料理がいいと言われます。赤ワインに含まれるポリフェノールなどもいいといいます。総じて食事は、腹八分目くらいの控えめのほうがいいようです。
野菜ジュースを週3回以上飲む人は、週1回未満の人に比べて、アルツハイマー病の発症リスクが76%低減していました。野菜ジュースに含まれるポリフェノールがいいのではないかと言われています。
カレー粉に使われるターメリック、つまりウコンに含まれるクルクミンというポリフェノールは、老人斑の形成を30%減少させます。カレーをよく食べるインド人はアルツハイマー病患者が少なく、アメリカ人の4分の1ともいいます。
日本茶に含まれるカテキンによっても、老人斑の形成は47~54%減っています。
肉と魚を1日おきに食べるのがいいようです。
年齢によって、防ぎたい病気は変わっていきます。70歳までは、防ぎたい病気は、ガン、心臓病、脳卒中。いわゆる生活習慣病です。しかし、70歳以降はどうでしょうか。
70歳以上で防ぎたいのは、介護が必要になる事態です。
そのためには、栄養不足にならないこと。肥満を防ごうと考えるより、少々太っていてもかまいません。一番よいことは体重の変わらないことで、70歳までは、“ちょい痩せ”を目指し、70歳を過ぎたら、“ちょい太”ぐらいがちょうどいいでしょうねと白澤教授は語っています。
粗食のせいで、血管が脆くなり、脳卒中を起こしやすい体質の人は、たとえ脳卒中にならなくても、脳の老化が早まって認知症を発症しやすくなります。
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