日本の企業もマイナス決算が多く、今年のベースアップゼロというところもあり、定昇もゼロという会社もあります。派遣切り、季節労働者解雇、残業カットなどの対策を打っているところも非常に多いように思います。ところが、企業トップ陣が責任をとったという会社はあまり聞きません。
韓国のサムスンはかなり思い切った刷新を行っています。46ある副会長・社長級ポストのうち、半数以上の25人が入れ替わりました。今回の人事では、原則として60歳以上のトップは、原則的に退任し、在任期間の長い人も異動の対象としました。わたしは、この年齢で切るというのは、賛成ではありません。しかし、社内に緊張を漲らせるためには、必要な処置だったかも分かりません。また、同時に役員の年棒の10~20%カットしたようです。こういうショック療法は、一時的に効果があることは分かっています。この緊張が解けた後、不満が噴出しないか、興味があります。韓国は、大きな会社は少ないので、それでも我慢するしかないかも分かりません。いつも引き抜かれている日本がやり返すチャンスでもあります。しかし、サムスンが立派なのは、トップが率先して、自ら対策を講じていることです。日本のトップは、自分に優しく、下に厳しいという感じがします。日本企業は、もっともっとがんばりましょう。
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