
この問題は、まず西松側からたどっていくと、裏金の20~30億円のうち、小沢氏の政治団体に入ったのは、10数年間で3億円です。あとの9割近い裏金はどこにいったのでしょう。当然、小沢氏よりも政権を握っている与党の自民党の方が効果はあるはずです。県単位の公共工事の金額も岩手県は、それほど上位でもありません。どちらかというと下の方です。したがって、もっと突くと二階氏へのパーテイ券代の800万円といったものではなく、もっとあるはずです。西松建設の工事代金のうちの岩手県の占める比率もそうたいしたことはありません。西松の幹部が、ポケットに入れている疑いもあります。また、検察の手が入った以上は、西松建設の母体を狂わせないために、献金金額の大きい自民党への献金ルートは明らかにしない、小沢を落とすで、自民党に恩を売ろうとしているかも分かりません。
次に政治献金が「けしからん!」ということで、政治献金の多くが、あたかも小沢氏に入っているような印象を与えていますが、小沢氏の政治団体が集めた政治献金は、すべての議員の中でそれほど上位ではありません。上位は、与党の議員の政治団体が占めているのです。これにも、言及したメディアがありません。情けない限りです。
また、検察も毎日、小出しに情報を出します。それをメディアが取り上げます。段々、小沢氏、民主党のイメージを悪くします。罪が決まったわけではないのに。この当たりの手法は、国策捜査と言われても仕方がないところかも分かりません。検察は、真実がはっきりしたときに発表すればいいのです。もし、これで政治家から何も出なければ、検察は、政権与党に利するために総選挙を後に伸ばさせようと動いた、民主党のイメージを落とすために動いたという結果になりかねません。
東京の検察は、ホリエモン、村上世彰などの不正を暴き、正義の味方という感じがしていましたが、今回は少しイメージが違うなという印象を持ちました。
0 件のコメント:
コメントを投稿