中央官庁で働く官僚対象に新たな「勤務手当」が創設されました。あっさり麻生内閣が認めてしまったようです。11月14日に来年度の国家公務員給与の”据え置き”を閣議決定しました。今年の「人事院勧告」に従ったということですが、この勧告の中に人事院は新たな手当の創設をこっそり忍ばせていました。マンガしか読まない麻生総理は、気が付きもしなかったでしょう。
新手当の正式な名前は、「本府省業務調整手当」。09年度から霞ヶ関の本省に勤める「課長補佐」以下の全職員3万5000人を対象に、課長補佐級は9.4%、係長級は4%、ヒラ職員は2%が給与に上乗せされます。課長補佐級は40万円台の月給ですから、新設手当だけで月額4万円がアップします。年間48万円増えます。1回切りの1万2000円の定額給付金どころではありません。霞が関では、"居酒屋タクシー返上手当“と呼ばれています。深夜のタクシーが使えなくなった(?)ので、その見返りは当然というムードのようです。
人事院のトップは、谷公士総裁(68)で元郵政事務次官。多くの財団を渡り歩いた典型的な“天下り官僚”と云われています。やはり官僚組織は、基礎からシロアリに侵されているようです。
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