「News Scientist」に米ブラッドリー大学(イリノイ州)のデヴィッド・シュミット教授らが、世界48カ国、1万4000人以上の男女を対象に一夜限りの関係を持った人数、今後5年間で何人の異性とベッドを共にすると思うか、カジュアルセックスの快楽度などを調査した結果を11月30日発表しました。ロシアと中国は、調査対象外です。
これによりますと、フィンランド、ニュージーランド、スロベニア、リトアニア、オーストリア、ラトビア、クロアチア、イスラエル、ボリビア、アルゼンチン、英国、ドイツ
の順で欧州各国が上位を独占しています。日本は、エチオピアに次ぐ43位でした。あと、香港、ジンバブエ、韓国、バングラデッシュで台湾が48位の最下位でした。意外なところでは、ブラジルが19位、フランスが23位でした。アジアでは、やはりフィリッピンがトップでしたが、それでも37位でした。
教育評論家の尾木直樹・法大教授(61)は、「どのデータでも日本の性的開放度は低い一方、アダルトサイトや児童ポルノの8割以上は日本が発信源。特に日本の男性は、セックスが大好きなくせに行動できず、陰湿に情報を楽しむ傾向がある。フィンランドのように、性の喜びを正しく学ばないままに大人になるから、お金を媒介したセックスに走ることになる」と分析しています。しかし、「フィンランドのような性の喜びを正しく教える」とはいったいどう教えているのでしょう。
また、「初めてのセックス」(集英社)の著者で産婦人科医の河野美代子氏(61)も「性教育を含めた日本の教育の貧しさがそのまま順位に現れており、とても恥ずべきこと。日本人のセックス観の寂しさを象徴するデータです」と話しています。しかし、こう言う人ももし順位が上だったらどう言うでしょう。多分、ふしだらで情けないと言うはずです。どうもセックス評論家の人たちは、この調査を行ったデヴィッド教授にしろ、セックスを食いものにしている感が拭えません。
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