ちょっと古い新聞を見ています(5月15日の日経新聞)と、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長兼CEOは、20年後に残っている総合半導体メーカーは、CPU世界1の米インテルとDRAM世界1位のサムスンだけであろうと語っています。
中国には工場をもたないファブレスの会社が数百あり、TSMCは、これの受注を増やすことを考えているようです。
そして、中国進出で、もっとも重要な要素は、安い労働コストではなく、エンジニアの能力とも指摘しています。5年後には、中国にも優秀なエンジニアが育っていると推測しています これからは、中国の中堅エンジニアを駆使することを考えないと、多くの企業が生き残れないでしょう。心配なことばかりです。現在の半導体好況で戦略を間違えると若い多くの社員の将来を奪います。20年後といえば、30代のエンジニアは、まだまだ在職中です。今後の会社の方針は、50代、60代の人たちではなく、30代、40代の人たちに委ねるべきでしょう。そうでないと、自分らが退職金を貰える範囲でしか、方針を決めないでしょう。是非、若い志の高い、実行力のある人たちの出現を望みたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿