三洋電機は15日、半導体事業子会社の三洋半導体(群馬県大泉市)を米半導体メーカーのオン・セミコンダクターに約330億円で売却すると発表した。
三洋は三洋半導体の全株式と同社に対する599億円分の賃付債権を、年末までにオン社に譲渡。対価として現金約116億円と214億円分のオン社株を受け取る。三洋はオン社株の7-8%を保有する大株主となる見通し。
ピーク時に約1万4000人いた三洋半導体の従業員現在8260人。当面雇用を維持する方針を示した。
三洋半導体の2010年3月期決算は売上高が750億円、営業損失が167億円の赤字だった。三洋は懸念だった半導体の売却を決めたことで、得意分野の充電池や太陽電池事業への傾斜を強める。
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