これは、日本の農家にとってどういうことになるのでしょうか。
種苗大手の『サカタのタネ』と『タキイ種苗』が中国市場の開拓に乗り出します。まず、『サカタのタネ』は、2013年度までに中国での販売代理店を2社から5~6社に増やし、手薄だった北京や上海を中心に中国全土に販売網を広げます。13年度の種子販売額を10年度に比べ、5割増しの1500万ドル(約13億円)に引き上げる計画です。
一方、『タキイ種苗』は中国市場専用のトマトの新品種を開発し、現地の農家での試験を始めています。これは、火を通して食べるのに向いたトマトで、対病性もあるそうです。そのほか、生食用のキュウリやレタスなども投入予定です。
日本の農家や農業従事者は、中国をひとつの大きな市場として見ており、期待していたはずです。種苗会社に中国に出られると、生産物を日本から中国に持って行ったのでは、勝てません。種苗の売り上げは、金額にしては、小さいのにこれをせっせとやられたのでは、農家も夢を潰されます。
以前に但馬牛の精液を中国に輸出しようとした会社がありましたが、農水省によって、ストップをかけられました。今回の『サカタのタネ』と『タキイ種苗』の動きに対しては、農水省は、どう動くのでしょう。
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