被災地には、阪神大震災の遺児の心のケアにあたった「神戸レインボーハウス」と同様の役割を持つ施設の建設を計画しているといいます。計画性と実行力は、たいしたものです。
「震災孤児」を支援する動きも全国で広がりをみせています。全国里親会(東京都港区)が孤児の受け入れ可能な家庭数の調査を始めたほか、同会には里親登録の希望者からの問い合わせが相次いでいるようです。各地から子供への支援の声が上がる一方で、専門家は「なるべく住み慣れた地域から子供を引き離すべきではない」と指摘しています。
京都府立大の津崎哲雄教授も「家族や友人との思い出がつまった土地を離れるのは大きな決断。安心な所に移ればいいというものではない」と指摘しています。
■里親制度 保護者のいない子供や保護者による養育が適当でないと判断された子供を育てる「養育里親」と、祖父母など3親等以内の親族が養育する「親族里親」、虐待などで専門的な援助を必要とする子供を養育する「専門里親」に大別される。里親家庭はそれぞれの区分や子供の受け入れ人数に応じ、手当や生活費などを受け取る。
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