その後、理事長には公明党で近畿比例で選出された衆院議員の池坊保子氏が就きましたが、今度は「池坊降ろし」が吹き荒れています。
財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)は3月5日、臨時理事会を聞き、池坊保子理事長(68)が任期途中で退き、高坂節三専務理事(74)が理事長に就任したと発表しました。
協会本部で会見した高坂氏は、理事長交代の理由について「池坊氏は衆院議員の仕事が忙しくて、京都に常駐できないため」と説明しました。これには、理事9人中6人が出席(うち一人は委任状委託)し、全員が交代に賛成したといいいます。
高坂氏は京都市出身で昨年4月からの協会の専務理事を務めています。そして、前原誠司前外相の「まえはら誠司東京後援会」会長も務めています。
高坂氏は前原氏が師と仰ぐ故・高坂正尭元京大教授の実弟で、東京都の教育委員も務めています。漢字能力検定協力会は、学校に漢字検定を依頼する立場なので、「教育委員が漢検協会のトップをやっていいのか」という声もあります。なにしろ、この協会にはカネがうなるほどあります。漢検は儲かるビジネスで、年間20億円以上の実入りがあると言われます。前原氏も漢検からは、政治資金をもらっていないでしょうが、危ないかぎりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿