2008年8月22日金曜日

日本の若きアスリート

 北京オリンピックで初めて知った若いアスリートがいます。フェンシング男子フルーレの太田雄貴(22)と体操の男子個人総合の内村航平(19)です。共に銀メダルでした。
フェンシングは、剣の先が当たるとランプが点灯するという見た目に分かりやすい競技です。柔道のように審判に影響されることもありません。日本の剣道のように審判もいないように思います。西洋の騎士、貴族を彷彿させます。怪傑ゾロのように格好いいので、もっと若い人がやってもいいのになと思っていましたら、出て来ました。なかなかの好青年です。マスコミにチヤホヤされずにもっともっと精進して、次のロンドンでは金メダルをとり、いい指導者に育ってほしいものです。これからも注目し、声援したいと思います。
 そして体操の内村航平。あん馬で2回も落ちました。このときに森泉コーチに「アテネでボール・ハム(米国)が跳馬でミスしても優勝した。あきらめるな」と耳打ちされ、リトライしました。普通であれば、あとはガタガタになるところですが、これから盛り返し銀メダルです。おかあさんの「銀は金よりもいいと書く」というのもよかったですね。ただし、銀の金の右へんは、良とは書かないのですが。体操は両親の指導で3歳から始めたのですが、学校の体育の成績は3だったそうです。球技は苦手です。面白いですね。個人総合でのメダルは、27年ぶりでした。こういう選手が、どんどん出てほしいものです。野球やサッカーに浮かれることなく、体操の美しさ、力強さを目指す人が増えることを願います。今後が非常に楽しみです。

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