2013年4月1日月曜日

中国の太陽電池最大手のサンテックが倒産


 尚徳電力(サンテックパワー、江蘇省)が破産しました。自然エネルギーが叫ばれ、国の施策として、補助金がじゃぶじゃぶ出ているのにと意外な思いをしました。率直に思うのは、やはり無理な積極経営だったのでしょう。

同社は2010年に一度、世界のシェアトップに立ったこともあります。欧米との貿易摩擦などで販売が急速に低迷し、供給過剰による価格下落で資金繰りが行き詰ったようです。

サンテックに資金を貸し出した中国工商銀行など9行が3月18日、サンテックの破産処理を申請、無錫市中級人民法院(地裁)20日受理しました。9行の2月末時点の与信枠は合計71億円(1100億円)でした。

サンテックには3月15日に満期を迎えた54100万㌦(520億円)の転換社債もあります。多くの海外投資家は5月15日までの支払猶予を認めたようです。

サンテックは、アメリカのNasdaqに上場しており、このまま倒産するのか、なんらかの再生の手段が講じられるのか、注目されます。

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