またしても、シャープが技術力を見せました。京セラが、25日に純利益44%増で、これを太陽電池が引っ張っていると発表しました。ところが、シャープの太陽電池部門は赤字です。技術的レベルも、技術の蓄積もシャープの方がはるかに上のはずです。どこから来ているかといえば、販売チャネルではないかと推察します。
さて、今回、ニュースリリースでシャープが発表したものは、3つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高変換効率※1となる37.9%※2を達成したそうです。
これは、NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一環として開発に取り組んだ結果、産業技術総合研究所(AIST)において、世界最高変換効率を更新する測定結果が確認されたといいます。
化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ変換効率の高い太陽電池です。シャープが開発した化合物3接合型太陽電池セルは、インジウムガリウムヒ素をボトム層として、3つの層を効率よく積み上げて製造する独自の技術を採用しています。
今回、ボトム層を形成するインジウム・ガリウム・ヒ素の組成比を最適化することで、太陽光の波長に合わせてより効率的に光を吸収できるようになり、世界最高変換効率※1の37.9%※2を達成しました。
シャープは、今回の開発成果を活かし、今後、レンズで集光した太陽光を電気に変換する集光型発電システム用や人工衛星などの宇宙用、移動体用などの様々な用途での実用化を目指していくそうです。
わたしなどは、人工衛星などで使うものでなく、コンシューマが使える発行効率のいい太陽電池を作ってほしいものだと思います。
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