2013年1月23日水曜日

日本企業は復活できる

 ビジョナリーカンパニーの著者であるジム・コリンズ氏が、日経ビジネスの114日号に標記の題で語っていました。

これによると、

1は、適材をバスに乗せ、適所に座らせ、「不適材」をバスから降ろす。おのずとバスの行き先は決まります。まず人選をしようというわけです。

機器に際しては、「戦略を変えよう」「製品を変えよう」「ブランドを変えよう」「技術を変えよう」などと思ってはいけません。最初にバスを見るべきです。厳格な能力主義によって、最高の人材をバスに乗せ、最適の席に座らせているかどうかチェックするのです。経営が傾いているとすれば、能力主義を貫いていない証拠です。

二流の人材を抱え続ける贅沢は許されません。最高格の「トリプルAプラス」の人材を選りすぐり、中核ポストを与えるのです。登山に際して最高の隊員を選んで登山隊を組むのがもっとも重要であるのと同じです。


2は「残酷な現実の直視」です。各自が白紙1枚を手に取り、中央に上下に直線を引きます。左側に社内の問題、右側に社外の問題を列挙します。列挙する項目は冷徹な事実だけです。

10年後に我々は今よりも格段に強くなっている」という確信を持つためには、目の前の現実を直視する必要があります。」


3は「銃撃に続いて、大砲発射」をすることです。銃撃とは、何が実際に有効なのか検証する実験のことです。「これまでに撃った多数の銃弾のうち目標に命中したのはどれか」と自問します。

命中した銃弾には、すなわち潜在力があるということです。その段階で銃弾を大砲へ切り替えます。

  銃撃なしにいきなり大砲を発射するのは禁じ手です。
「救世主にすがる」こと、つまり、無謀な賭けに出るのと同じです。まずは十分に銃弾を撃つ。


10X型企業は幸運に恵まれて卓越した実績を出したわけではない。むしろ不運を跳ね返し、偉大になれたのですと、ジム・コリンズ氏は語っています。

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