2012年2月28日火曜日

「ホウ・レン・ソウ」不要の会社

 社会人の基準とされる「ホウ・レン・ソウ」(報告・相談・連絡)を禁止することで、躍進中の企業があるそうです。設備資材製造の未来工業(名証2部、岐阜県輪之内町)は、現場判断の尊重を狙いにホウレンソウ不要を社内ルールを設定しているそうです。

「常に考える」。同社のモットーで、ホウレンソウの禁止もこの理念から生まれました。

上司への報告は必要最小限。業務は自分で考えて進めるというものです。

ホウレンソウの禁止からは、さまざまな成果が挙がりました。全国30の営業所設置に加え、家電制御機器の製造、水道関連事業などの新規事業が社員の発想から生まれていきました。

「大阪支店を作ったのは俺(本社)だが、その大阪支店は勝手に高松営業所を作り、その高松営業所は勝手に松山営業所を作った」

いちいち上司のお伺いを立てていると自由な発想も自主性もなくなる。

 同社は毎年、特許庁の意匠登録件数上位20社に入る常連だそうです。

 こういう企業もあるということですが、5年後、10年後のこの会社をみたいものです。

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