財界団体はこぞって、法人税の引き下げと消費税引き上げを要求する。
こうした大手企業は、輸出に際して消費税は還付されるので“大幅減税”になる可能性があるからだ。
2010年度の消費税滞納額は約3400億円に達している。消費税率が2倍の10%に引きあげたら、消費税を払えない中小企業はさらに増えるだろう。
食料品など生活必需費品に10%の消費税をかけると逆進性がひどくなる。他方で、食料品店など最終的な小売りが、デフレ不況で値上げできなければ小売業者が苦しむ。英国のように食料品をゼロ税率(税率を0%)にすべきだろう。
野田内閣は“上から目線”で1%税率を上げると2.5兆円税収が増えると皮算用ばかりしていると、慶大教授の金子勝氏は日刊ゲンダイに書いています。
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