開発したのは、トウモロコシでんぷんを原料とするシクロデキストリンという物質を使った吸着剤を、二酸化ケイ素で覆った「CDPシリカ」です。
二酸化ケイ素がセシウムを、シクロデキストリンがヨウ素を吸着するということです。
同社によるとセシウム10㍉㌘を含む水1㍑にCDPシリカを20㌘入れ、10分間かき混ぜたところ、セシウムは80%以上が除去できました。ヨウ素はほぼ検出されなくなりました。
シクロデキストリンは有機物で、ヨウ素の放射線が消えてから燃やせば、放射性廃棄物としての体積を約1割に減らせます。環境工学はCDPシリカを1㌔㌘40万円ほどで販売するほか、汚染水の出張処理も請け負うそうです。学校のプールなら100万円未満で除染することができるとしています。しかし、少し高いように思います。いいものでも、手ごろな値段でないと普及しないでしょう。残念なことです。
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