放射線医学総研究所(千葉)は、現在の東京に60年代と同じレベルの放射物質が降っていることについて「健康への影響はないと考えられる」としています。「このレベルの放射能が健康に影響するなら、50~60年代を生きた世代のがん発症率や死亡率が、他の世代より高くなるはずだが、そうした統計的なデータはない」からです。
こんな指摘もあります。「日本人の死因は、長らく①脳卒中②がん③心疾患―の順でしたが、81年にがんが首位になり、伸び続けています。50~60年代に放射性物質を多くの日本人が取り込み、がん発生率が高まった」としています。
この指摘に対して、同研究所は、「がんは複合的な要因で発症するが、長寿になるほど発症率はあがるため、がんが増えた一番の理由は、日本人の長寿化と考えられる」と説明しています。「ストレスがたまると免疫機能が低下し、がんなどの発症率があがってしまう。神経質になりすぎるのも禁物だ」としています。
放射線量については、航空会社の客室乗務員などは、、ニューヨークを1往復すると、かなりの放射線量を被爆します。また、毎年のレントゲン検診でも浴びます。わたしは、前立腺がんの放射線治療で、コバルトを38回被爆(治療)しましたが、もちろんなんともありません。現在は、過剰な反応のような気がします。原子炉が、低音停止状態になれば、どんどん下がってゆくでしょう。雨の多く、地形の勾配が急な日本は、放射線も洗い流してくれると思います。
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