2010年10月9日土曜日
尖閣諸島の領有権(1)
インターネットに公開されていた日本青年社総本部のものとか、インターネットの記事を参考にさせていただきました。
まず、尖閣諸島の位置については、テレビなどで報道されていますが、再度、確認いたしましょう。左図のように、中国本土、台湾、日本のややこしい位置にあります。尖閣諸島は東経123度30分から124度35分、北緯25度44分から25度55分の間に分布しています。
尖閣諸島は地質的には中国の大陸棚上にあり、琉球列島とは列なっていません。これらの諸島は沖縄県石垣市に属し、八重山列島からは約150キロ、台湾からは約170キロ、中国本土からは330キロ、沖縄本島からは410キロの距離にあります。
尖閣諸島の総面積は、約6.3平方キロメートルで、富士山の山中湖を少し小さくしたくらいの面積です。
次いで、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大正島の写真を載せます。いずれにしろ、それほど大きな島ではありません。これまで、国連の資源調査報告があるまでは、台湾、中国も何ら領土権の主張をして来なかったのもムベなるかなという感じです。
現在、尖閣諸島は、沖縄県石垣市に所属し、東シナ海の南西部(八重山諸島の北方)にある
島嶼群をいい、尖閣列島ともいいます。中華人民共和国と台湾は、釣魚島と呼んでいます。
主な島と岩礁は以下のとおりです。
◇魚釣島:尖閣諸島の中で、一番大きい島で、東西、約3.5 km、南北、約2 km、面積は約3.8平方km、周囲は約12kmあります。面積は 3.82 km²。島の南側に200~ 250 mの急峻な崖があり、最高部は標高362 mです。この魚釣島は他の島と違い飲料水を確保する事が出来ます。
◇久場島:面積は 0.91 km²。
◇大正島:面積は 0.06 km²。
◇北小島:面積は 0.31 km²。
◇南小島:面積は 0.40 km²。
◇沖の北岩
◇沖の南岩
◇飛瀬
いずれも無人島です。
右翼団体日本青年社が1978年に魚釣島に私設灯台を建設し、保守管理してきましたが、2005年2月に日本国政府が「魚釣島灯台を正式に海図に記載し、今後は国が灯台の管理をしていきたい」との申し出があって、魚釣島灯台は海上保安庁に無償譲渡されました。その他、北小島にも灯台があります。
魚釣島には尖閣神社が建立され、尖閣諸島防衛協会により日本国旗の碑が設置されました。以前、海上保安庁は魚釣島に仮設ヘリポートを設置していましたが、中華人民共和国政府の抗議により撤去しました。他国の抗議により自国内の施設を撤去したことによって、日本国政府が尖閣諸島の領有権に争いが発生していることを認めたことになりました。この当時から、日本の外交には腰が座っていません。(明日に続く)
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