愛知県がんセンター研究所・予防部の川瀬孝和主任研究員らが、確かめたところによると酒を飲む人ほど乳がんの発生率が高いそうです。閉経後の女性では、よく飲む人は、飲まない人の1.74倍乳がんになり易いそうです。少し飲む人でも、1.24倍です。ただ、閉経前の女性では、はっきりしません。酒とがんの因果関係についても、触れていません。酒の種類にもよるように思うのですが。50歳前後の女性は、酒を楽しむ人が多いので、乳がんになりやすいといってもなかなか止められないでしょう。わたしも少量の酒を毎日、飲みます。タバコは止められても酒は止められません。女性は、定期的に診断を受ける以外にないのでしょう。
次に、これも愛知県のがんセンター研究所がまとめたものですが、まったく歯を磨かない人は、がんの発生の危険性が高いそうです。1日に2回歯を磨く人は、口の中や食道のがんになる危険性が1回しか磨かない人よりも3割低いという結果が出ました。また、まったく磨かない人は、1回しか磨かない人よりも1.8倍高かったそうです。
口やのどには、発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌がいますが、これらが歯磨きで細菌や発がん物質を洗い流す結果だそうです。朝晩、2回磨けば、がん予防に役立つということです。多くの人が、朝晩、2回は磨くでしょうから、がんになるリスクは、低いのでしょう。歯周病や虫歯の予防にも当然なりますので、2回といわず、朝昼晩の3回は磨きたいものです。
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