2016年のオリンピックの招致に東京が負けると2020年の開催に広島、長崎が名乗りを挙げました。まずこの勇気を称えたいと思います。東京もまだ立候補の意思を残していますが、東京では、今回の倍の招致費用の300億円をかけようと勝てないでしょう。南米初の次は、アフリカ初とアフリカのどこかが立候補すると東京は勝てません。
一部の物知り顔のコメンテーターが、オリンピックは1都市開催が原則なので、2都市での開催は難しいだろうと言っていますが、直近の北京オリンピックでは、どこでやったと思っているのでしょう。海や大きな湖に面していない北京では、ヨット競技はできません。そのために、ヨットは青島で行われました。馬術は、中国国内では馬場がないので、香港で行われました。あと、サッカーは、秦皇島、瀋陽、天津、上海で行われています。つまり、北京を含めて、7会場で行われました。ただメイン会場は、1ヶ所でないと、まずいので、広島にせざるを得ないでしょう。
すなわち、あくまでメイン会場は、広島で、サブ会場を長崎や、その他の都市にすることは構わないはずです。
国体を毎年、順繰りにやっていますので、そこそこの競技場はあるでしょう。なければ、福岡や、山口、岡山の競技場を使ってもいいでしょう。ないのは、選手村くらいです。会期は、2週間ぐらいですので、大型客船を一部使うとか、終了後、売却を予定して、選手村を作れば、一部のコメンテーターが言うほど莫大な資金は、必要ないはずです。足りなければ、国民全員でカンパしましょう。原爆を投下された広島、長崎には、わたしたちは、何もしてあげれていないと思います。この機会に是非、いい目をみてもらいましょう。原爆投下国のアメリカからもカンパは集まるでしょう。そこで、世界のアスリートや観客に原爆の悲惨さを知っていただくと核廃絶の勢いがつくでしょう。
東京オリンピックの最終走者となり、国立競技場で聖火台に点火したのは、坂井義則氏です。坂井氏は、原爆が投下された1945年8月6日に広島から70キロ離れた三次市で生まれたことは、よく知られています。今ほどに核や平和が叫ばれているときはありません。オバマ大統領もノーベル平和賞を受賞しました。核廃絶をしなければ、いつか、どこかの気違いが核のスイッチを押して人類が消滅するということが起きないわけではありません。2020年には、広島、長崎両市長が世界134カ国と地域に呼びかけて3147都市が加盟する平和市長会議が核兵器廃絶を目指しています。これだけの国の支援があれば、広島、長崎での五輪開催は可能でしょう。ここで、出来なければ、日本の恥です。次の世代の励みにもなります。もう東京への一極集中は、やめにしませんか。
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