2010年5月8日土曜日

人間の体は浮気、不倫を前提に作られている(5)

ここまで、森川友義氏の説を整理しますと、
(1)男性の精子は睾丸で生産され、子供を産むためには、膣内に多量に放出させる構造になっている。
(2)私たち人間は、生命力のある子供を産むために、質戦略とともに量戦略を取ってきたことから、現在の私たちも遺伝子レベルでは量戦略も取りたい(つまり浮気をしたい)という願望がある。
(3)浮気願望は遺伝子レベルでプログラムされた願望であり、多少の違いはあるものの男女に存在している。
(4)一夫一婦制度とは、「量」戦略を取らせず、「質」戦略を取らせる社会制度である。
(5)男女ともに、社会制度と遺伝子願望との間に適応齟齬が生じている。齟齬に対して上手に適応させている人もいれば、上手に適応できない人もいる。
 ということになります。これらは、早稲田大学の森川友義先生のレポートであるということをあらためて述べておきます。また、人間はこういう普遍的な肉体構造に出来ているということを念頭において、くれぐれもウッズのようにはならないことが家庭は平和でしょう。ウッズのような精力をあり余っている人は、今の世の中では、結婚しない方がいいのかもしれません。ウッズにとっては、一夫一妻制のこのキリスト教の世界は、合わないのでしょう。いっそうイスラム教に宗旨を転じた方がいいようです。しかし、イスラム教でも4人までですから、今のウッズが受け入れられないかも分かりません。
 ところで、中国でチベット族の風習を聞きましたが、チベット族の男女は、女性が妊娠して、はじめて結婚するそうです。厳しい自然環境のチベットにあっては、次の世代を確実に残すには、子供が生まれるという確認を行って後に結婚するというのは、必要なのでしょう。

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