2009年8月26日水曜日

マニュフェスト(2)

 自民党のマニュフェストについて、究明しましょう。自民党は、3歳~5歳時の教育費用は段階的に軽減し、平成24年度には完全に無償化すると言っています。これは、05年のマニュフェストにも幼児教育の無償化を目指すと書いていました。しかし、この4年間、まったく手をつけませんでした。
 また、天下りや渡りは全面的に禁止するとしていますが、自民党は32年前から、これらを謳っていますが、一度も本気にやったことはありません。いまや、霞が関は、民主党政権になれば、天下りは出来ないとして、どんどん天下りをしています。また地位の高い方が、高いポストに天下りできるということで、同期の次官が何人も出来て、天下りしています。麻生首相は、これらを禁止するという意欲もありません。渡辺喜美元大臣が、天下り規制法が成立したときに涙を流して喜びましたが、これも麻生首相はあっさりゴミに捨てました。誰のために首相でいるのでしょう。
 年金受給資格も最低加入期間を25年から10年にすると言っています。現状の法律のままでは、この先、払い続けても受給権を得られない人が118万人もいるそうです。しかし、働く限りは、健康保険と厚生年金、失業保険はセットになっているために払い込まないといけません、指定事業所は国に代わって徴収しなければなりません。加入期間を10年にすれば、無年金から抜け出せる国民が増えることは間違いありません。これらは、本来は坂口元大臣が、『100年安心保険』と言ったときに法制化すべきでしたが、さすがにこのままでは選挙に負けると思ったのでしょう。この118万票がほしいために、ぶちあげました。ところが、細田幹事長は『支給額や財源は今後詰める』と本気とはとても思えません。
 さらには、4年前には、道州制も出ていました。テレビを始めとしたメデイアは、今や主権者です。その責任を発揮して、糾明してほしいものです。

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