2009年8月11日火曜日

吉川潮の評論

 わたしは、吉川潮氏のテレビに対する評論は、かなり信じています。8月5日の日刊ゲンダイの”TV見たまま思ったまま”で、フジテレビの「FNSの日26時間テレビ」を酷評していました。総合司会は、ヘキサゴンのドンの島田伸助で、29日の「クイズヘキサゴン」では、12時間耐久レースのダイジェストが放送されました。気温33度の灼熱地獄の中、系列局から参加したタレントやアナウンサーのチームが三輪車で走り回りました。広島の女性3人組ローカルアイドルなどは、完走すればメジャーデビューできるとあって、つらさをこらえて泣きじゃくりながら走っていました。吉川氏曰く「芸能界残酷物語」。
 途中リタイアしたフジの男性アナが泣き伏しました。それを心配してかけつけた母親を映して放送する。こういう場面を流すのは、羞恥心の欠如と切って捨てています。そういえば、伸助は“羞恥心”という歌を作詞しています。
 ゴール近くになると、伸助がマイクを持って、「がんばろうぜ」と励ますが、その顔が悪相に見えた。わたしは、危ないところで、悪僧と書くところでした。吉川氏は、さらにこの男、年々人相が悪くなっていると追い打ちをかけています。
 「最後に一緒に涙を流してくれたあなたもヘキサゴン・ファミリです。島田伸助」とテロップが流れたので、「ケッ!」とののしったと書いています。さらに涙と感動を押し売りする偽善番組は本当に始末に負えないと語っています。
 三流タレントと局アナに過酷な仕事をさせ、バカ高いギャラや給料をもらっている島田や局の経営陣に言いたい。きさまらも三輪車で走れ!なかなか、吉川氏の評論は痛烈ですが、いつも当たっています。数少ない芸能評論家です。

0 件のコメント: