2009年8月10日月曜日

中国の外貨準備が2兆ドル

 とうとう中国の6月末の外貨準備高が2兆ドルを超え、2兆1316億ドルに達しました。かっては、日本、ドイツがNo.1を争っていたのですが、2006年2月に中国が日本を抜いてからは、中国は世界一の外貨保有国になりました。6月末までの1年間で3228億ドル増えましたが、そのうちの8割以上が米国債です。中国は、元高にブレーキをかけるために人民元を売り、これでドルを買っています。当然のことながら、元高になると輸出にブレーキがかかるからです。中国がアメリカの国債を買うことによって、アメリカに対する中国の発言権が強くなっています。沖縄の米軍基地のグアム移転は、中国に対する遠慮とも言われています。米軍基地が沖縄では、あまりに中国に近すぎるということです。どうも日本は、アメリカに利用されてばかりのようです。また、日本列島は、アメリカの不沈戦艦にされそうです。
 人民銀行の周小川総裁も現在のドルを基軸通貨とする国際金融体制には、不満があるようですが、最近は声を大きくしていません。中国の実質経済成長率が、4~6月には、前年同期比で7.9%になったからでしょうか。日本の財政官僚、日銀は、のんびりしていますが、もっと国民の資産を大事にしてほしいものです。

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