2009年8月23日日曜日

山田法胤氏が薬師寺管主に

 7月31日のブログで、喜光寺の南大門の上棟式に触れましたが、薬師寺の副管主で、喜光寺住職の山田法胤氏(68)が薬師寺の管主に就任しました。薬師寺は法相宗の大本山です。奈良の大寺は宗派にこだわらず、世界や国民のために祈ります。心を立派に育てれば、世の中はうまくいくという教えです。その後の宗教のように現世利益的な小さな教えではありません。
 山田法胤氏は興福寺と交代で務めている法相宗の管長にも就任しました。就任披露にあたる晋山式は11月7日に行われます。これによって、寺の印鑑と鍵を引き継ぎます。今後の手腕が期待されます。現在の管主である安田暎胤氏(71)は長老になります。
 11月1日~3日は唐招提寺金堂の平成の大修復の落慶法要が行われます。阿修羅像も興福寺に戻ってきます。秋には、いろいろの行事があります。山田法胤氏の法話も非常に面白いので、奈良に来られましたら、是非聴いてください。来年は、なら遷都1300年です。奈良を見直すいい機会になればと思います。

0 件のコメント: