「『買われた』もしくは『飼われた』専門家なのだろうか。
『週刊現代』は2011年4月16日号で、『そんなに“安全”と言うのなら、テレビに出るのではなく、原発ムラの科学者たちは現場(フクシマ)へ行け!』という特集を組み、原子力安全・保安院の西山英彦審議官、班目春樹原子力安全委員会委員長、関村直人東大教授、中島健京大教授、「総合資源エネルギー調査会」原子力部会の田中知会長、原子力委員会の近藤駿介委員長、日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長らの顔写真を並べている。いわば“原発戦犯”である。
ロシアの科学者、アレクセィ・ヤブロコフは『日本政府は、国に対して放射能被害を過小評価している』と言ったというが、日本の“専門家”たちの意見とはまったく違う。『NHKに出ずっぱり』の関村は、『燃料のごく一部が溶けて漏れ出たと思われるが、原子炉はすでに停止しているうえ、冷やされている状況だ。冷静な対応を』
と言い、
『冷却水が漏れている可能性は低い』
と繰り返していた。
『週刊現代』によれば、中部電力浜岡原発をめぐる訴訟で、2007年に中電側証人として出廷した班目(当時、東大教授)は、『すべての電源が喪失するようなことを想定していては、原発はつくれない』と証言した過去をもつ。
今度の震災直後、菅首相に呼ばれ、
『爆発するような危険性はないのか』
と問われて、
『大丈夫です。水素はありますが、爆発するようなことはありません』
と答え、菅に
『水素があるんなら、爆発するだろ!』
と怒鳴られたとか。
これではマダラメではなくデタラメだと言われているらしいが、こんなかれらが専門家である。
関村や班目が関る東大大学院工学系研究科には東電から『寄付講座』の名目でカネが出ている。10年にわたって合計5億円だというが、こんなものではないだろう。
自らも大学教授を経験した奥村宏は、
『日本には御用学者と無用学者しかいない』
と喝破した」
このあたりまで読むと情けなさで身が震えてきます。真面目な日本にしたいものです。
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