訓練では、神戸で震度6弱の地震が発生したと想定しました。緊急地震速報に基づき、対象職員約1900人が庁舎前に参集し、消火訓練などに取り込む計画でしたが、実際に参加したのは対象者の12%にあたる約230人。とくに、高層フロアの職員は階段で下りる労力を惜しんだとみられ、訓練時間に会議を開く部署もあったということです。
毎年7~8月に実施される恒例の訓練で緊張感が失われているとみられるが、担当者は「県民対応やどうしても手が離せない職員以外は全員参加を呼びかけていたのに…。阪神大震災の被災県として意識改革が必要かもしれない」と話していた。
東北の津波も、時間が経過すると、恐ろしさを忘れて平地に降りてきます。そして、また不幸に遭遇します。神戸でも、そうならないことを祈るばかりです。しかし、東北でも、訓練をしっかりやっていたところは、津波に浚われる人が少なかったようです。神戸大震災を経験した神戸では、全国の手本になるように真面目に訓練に取り組むべきでしょう。
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