2009年9月29日火曜日

山中伸弥・京大教授がラスカー賞受賞

 ノーベル賞の登竜門ともいわれるラスカー基礎医学研究賞の今年の受賞者に人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京大教授(47)が選ばれました。万能細胞に関する史上最も需要な画期的な発見といわれています。このiPS細胞は、あらゆる組織に成長できる万能性を持つものです。iPS細胞は、実用化の研究を欧米が超スピードで行っていますので、追いつかれる恐れがあります。こういう研究にもっと予算を計上して、トップの座を守るべきです。
 同賞受賞者は、過去343人のうち76人が、ノーベル賞を獲得しています。日本人では、利根川進氏らに続いて6人目の受賞となりました。10月2日にニューヨークで授賞式が行われます。そして、その3日後の10月5日には、ノーベル賞の医学生理学賞の発表が行われます。こちらにも幸運が舞い込むことを祈りたいものです。
 カーボンナノチューブの飯島澄男・名城大学教授(70)もノーベル物理学賞の有力な候補で、この方は、10月6日に発表されます。昨年は、ノーベル賞受賞者は3人でしたが、今年は2人のノーベル賞受賞者が出るのでしょうか。楽しみです。

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