2009年9月27日日曜日

自民党総裁候補の推薦人

 自民党総裁選の告示に基づいて、谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の3人が立候補しました。立候補に必要なこれらの3人の20人の推薦人を見ますと、結構面白いです。まず、谷垣氏の推薦人から見ますと石原伸晃氏、小池百合子氏などが、知れているくらいです。意外です。大物は、推薦人の中に入っていません。河野氏の推薦人は、平沢勝栄氏、川口順子氏、大村秀章氏、世耕弘成氏、丸山和也氏、山本一太氏などで、少しは名前が売れている人が推薦人になっていますが、いかんせん、これですべてでしょう。選挙になっても、これ以上大幅に増えるとは思われません。もちろん、地方票は別です。西村氏の推薦人には、与謝野薫氏、鳩山邦夫氏、中山恭子氏らが、名前を連ねていますが、ここには選挙となると、もう少し票が集まりそうです。
 地方票がどうなるか分かりませんが、国会議員の投票では、圧倒的に谷垣氏が勝つでしょう。谷垣氏と河野氏の票差が、接近しておれば、自民党にも復活の可能性があるでしょうが、どうしようもないくらいの差があると、自民党には大敗の教訓が分かっていなかったといえるでしょう。これまで、領袖に縋っていれば、盆、正月になにがしかの資金を貰うことが出来たでしょうが、与党を離れた領袖にこれまでどおりの政治資金が集まると思えません。1年も経つと、その実情にゾッとするでしょうが、国民感情も分からない鈍い自民党議員はそのときになって、ハッと気づくでしょう。しかし、遅すぎます。来年の参院選挙で負けると、自民党の再生の道は、遠くなります。いずれにしろ、28日の選挙が楽しみですが、その後の自民党の悪あがきに目を覆いたくなるかも分かりません。

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