少し古くなりますが、9月9日の記者会見で森田健作千葉県知事は、「日本一カネに汚い県と言われても仕方がない」と述べましたが、内容は最悪です。しかし、森田知事の前の知事の時代になされたことでしょうが、森田氏の金の汚さは、先にも書きましたが、任せて本当に大丈夫と聞きたい感じです。
不正経理は、全401部署のうち、約96%の383部署で確認されています。知事部局では、すべての部署で行われていたということですから、県庁をコントロールする知事のひざ元で、こういうことがなされていたとは、とても信じられません。こうなると、不正経理をしなかった部署があったことが逆に信じられません。不正経理の総額は、29億7900万円で、中には私的流用が疑われる使途不明金も約1億1200万円あります。そのほか、職場の親睦会、職場で使う冷蔵庫や卓球台、電子レンジ、家電製品、PS2などのゲームも買われています。
手口は、会計検査院が「不適切」とする6通りの手口をすべて駆使しています。
① 納入業者に架空の請求書を出させ、代金を業者の口座に振り込んでプールする「預け」
② 代金を払わずに業者に随時納入させ、後から別の物品名目で請求書を出させる「一括払い」
③ 発注した物品と異なる品物を納入させる「差し替え」
④ 発注した物品が納入される前に代金を払う「先払い」
⑤ 発注を装って代金を支払い、翌年度に納入させる「翌年度納入」
⑥ 予算不足から物品を先に納入させ、翌年度に払う「前年度納入」
と、まあ考えられることをすべてやっている感じです。これだけやっていると常習化していたはずです。地方分権が、声高に叫ばれていますが、この人たちに地方分権を任せても大丈夫なのでしょうか。非常に心配です。国も腐っていたが、地方も腐っていたという典型です。千葉県であれば、まだ救われますが、どこの地方自治体でも近いことが行われているように思います。こういう悪いことをやれば、2度と立ち直れないくらいの罪を問わないといけないのかも分かりません。
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