2009年9月15日火曜日

竹中平蔵氏、パソナ会長に就任

 人材派遣大手のパソナグループは、8月26日、小泉政権で経済財政担当相や総務相を務めた竹中平蔵氏(58)が取締役会長に就任したことを発表しました。代表権は持たないようで、任期は1年です。知りませんでしたが、竹中氏は、平成19年からパソナの特別顧問を務めていたということです。今回の会長職就任は、民主政権の成立によって、派遣法の改善が真っ先に行われるために、これに対して派遣企業が自己を守るための発信するためでしょう。
 率直なところ、パソナも竹中氏もこれでいいのかと思います。竹中・小泉のコンビが「労働者派遣法」の規制を緩め、ワーキングプアを大量に作ったのは多くの人が知るところです。年収200万円以下の労働者をどれだけ増やしたのか。パソナはこの恩恵を受けて03年5月期の売上が1356億円だったのが、08年5月期には2369億円とこの不況の時期に大幅に売り上げを伸ばしています。自民党の衆院議員は、投票の前で、ただでも逆風が吹いているのに、矛先が自民党に向けられるとカンカンになって怒っていました。竹中氏も民主の躍進に手を貸したようです。
 ところで、検察庁も竹中氏やパソナについて、その財産形成などを徹底的に調べるべきでしょう。何か、出てきそうです。

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