ところで、議会というのは、言うまでもなく立法府です。すなわち、法律を作るところのはずですが、調べますと、なんと自民党議員の議員立法の提案件数が非常に少ないことが分かりました。これに比べて、民主党議員は、真面目に出しています。また質問主意書の提出も民主党議員は、多く出しています。これは、研究所にいながら、まったく研究論文を出さないのに研究者面をしているようなものです。結局、自民党は、法案は、すべて役人に作らせていたわけです。何をしていたのでしょう。これに比べて、民主党の議員は、役人の協力を得られないために自分でせっせと法案を作り、国会に提出していました。ほとんどが、ボツになりましたが、今回、与党になったことで、役人にも頼らずに法案を作れるという強みがあります。多くの評論家が、この点を見ていず、民主党は役人の協力を得ずに大丈夫かと言っていますが、まず大丈夫でしょう。
2005年9月11日から2009年9月までの約4年間の立法の提出件数と質問主意書提出件数、委員会での発言回数を列挙します。立法の提案件数の10位までを挙げました。
順位 | 氏名 | 立法の提出件数 | 質問主意書提出件数 | 委員会での発言数 |
1 | 山井和則 | 30 | 147 | 65 |
2 | 園田康博 | 20 | 2 | 65 |
3 | 長妻 昭 | 18 | 69 | 68 |
4 | 大口善徳 (公明) | 17 | 0 | 50 |
5 | 細川律夫 | 17 | 2 | 48 |
6 | 武正公一 | 15 | 6 | 89 |
7 | 山田正彦 | 15 | 2 | 24 |
8 | 福島 豊(公明) | 14 | 2 | 54 |
9 | 枝野幸男 | 13 | 2 | 54 |
10 | 郡 和子 | 13 | 10 | 36 |
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