1996年4月、当時の橋本首相とモンデール駐日大使が共同記者会見を開いて、米普天間基地の返還を発表しました。それから17年。再び、首相と駐日大使が会見して、その実現を発表するというわけです。今の大使は人気者のケネディ。間違いなく、懸案を片付けた安倍政権の支持率アップにつながると、安倍首相が描いているのは、こんな虫のいいシナリオです。
県外移設を求めてきた沖縄県の仲井真知事が承認するとは思えませんが、水面下で菅官房長官が動いています。オスプレイの訓練を県外に移したり、沖縄振興に巨額の予算をつけることなどのえさで揺さぶっています。
来年1月には名護市長選があって、2人が乱立しそうな辺野古移設推進派が、現職で反対派の稲嶺市長に負けそうです。この選挙で負けると、辺野古移設はますます遠のいてしまいます。しかし、来年4月にはオバマ大統領が来日するので、なにがなくとも決着をつけておかなければいけません。来年度予算の閣議決定はちょうどクリスマス直前。仲井真知事が了解すれば、ちょうどクリスマスに辺野古移設を発表できるというわけです。
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