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星岳雄教授 |
日本のメディアは発言を“黙殺”。これまで全く報じられていません。アベノミクス擁護の『空気』を読み、経済学の『論理』に基づく発言を控える者が多いようです。自分の節を曲げて、従っているとすれば、情けない話です。
講演で星教授が指摘したアベノミクス失敗の主な理由はこうです。
「アベノミクスの成長戦略は、行動すべき分野がメチャクチャに多過ぎる。しかも、明確な優先順位が付けられておらず、焦点が定まっていない」「『有望とされる産業』を政府が選ぶのは、インターネットがなく、米英のコピーをすることが経済成長をもたらした時代ならともかく、今日では無理だ。現在の政府は、どの産業が将来に栄えそうかを民間よりも知り得る立場にはない。その最悪の例は『クール・ジャパン』戦略だ」「成長戦略は明確な数値を掲げた指標が必要である。しかし、5年以内の数値的な指標が設けられているのは、改革分野のわずか19%だけだ」
と、まさに当を得ています。
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