2008年10月17日金曜日

退職金、大幅減少


 面白くないニュースばかりです。明るい話題や笑いを求めて、寄席や漫才をやっているホールに行きたい気持ちは、分かります。しかし、これをテレビには求められないようです。タレントや漫才師の多く出るテレビのバラエティもほんとにレベルが低くなりました。たけし、たもり、さんま、伸助らが、それほどの才能でもないと思われるのに、20年以上もトップの座を維持できるのも不思議なことです。
 ところで、厚生労働省の発表によりますと、平成19年に定年を迎えた大卒社員の退職金(勤続20年以上、管理・事務・技術職)の平均受給額は2026万円で、10年前の調査に比べて、約800万円減少したそうです。5年前と比べても400万円以上減りました。これは、「退職金の算定基準となる退職時の賃金が減少したため」とみています。
 高卒社員(勤続20年以上、管理・事務・技術職)の退職金は、1606万円で5年前よりも 500万円以上減少しています。現業職は、1125万円でした。
 神戸大学院の長田貴仁准教授は、「退職金は減りつづけるでしょう。金融危機は5年程度は、尾を引くでしょう。株価暴落で、心理面からも消費の低迷が加速します。モノが売れなければ、企業の業績は悪化します。当然、給与も増えず、退職金のベースとなる基本給なども上昇するとは考えにくい」と語っています。退職金も減り、年金も減り、金利もゼロでは、家計は苦しくなるばかりです。全体の経済が収縮しているのですから、当然、役所の人も減らさねばなりません。ところが、増えるばかりです。天下り先となる特別会計に入る組織のなんと多いことでしょう。国会でなんの審議もされない特別会計は、一般会計よりもはるかに多いのですから、話になりません。中国の朱元首相は、中央の公務員を4分の1にまで減らしました。銀行も多くつぶしました。このために、かれは暗殺されそうになりました。噂では、かれの奥さんのお母さんは殺されたそうです。役人を減らすには、それほどの覚悟が必要です。日本の政治家にそれほどの度胸や覚悟があるでしょうか。
 それから、退職金の話に戻りますが、わたしは、会社を3社変わりました。シャープ20年、京セラ13年、三洋2年半。結論から言うと、会社を変わることは、損です。最後の三洋からは、退職金はもらえませんでした。3年未満は出ないということでした。転職にあたっては、よくよく考えてください。それに、求人倍率も下がっています。心して、サラリーマン生活を送ってください。間違っても、上司をなぐって辞めないように。

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