2008年10月9日木曜日

柔道金メダルの石井がプロ格闘技に転向

北京五輪の100キロ超級柔道で金メダルをとった石井慧(21、国士館大)がプロ格闘技に転向するそうです。これは、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長が明らかにしたものです。これを聞いたときに「なぜ?」と聞きたくなりました。柔道界は「自分の道を行けばいい」と引きとめはしない方針だそうです。すでにいくつかの格闘技団体から誘いが来ています。柔道界から格闘技界に移った人に吉田秀彦や小川直也がいますが、このような若さでの転向には驚きます。もっと日本柔道のために頑張ってほしかったなと思います。それにしても、日本柔道連盟は、なぜ引きとめないのでしょう。不思議です。井上康生、棟田康幸は、もう引退の二字が見えています。そのほかにいい選手がいるのでしょうか。世界団体柔道でも女子は優勝しましたが、石井が出場しなかった男子は5位でした。

もっとも柔道界で生きようとすると、相撲ほどではないでしょうが、古いしきたりや、古い先輩がいて、息が詰まるところもあるでしょう。それにしましても、まだまだ成長しそうですので、もったいない限りです。

石井が柔道界に戻ろうとしましても、プロ契約の終了から3年経過しないと復帰できません。3年ブランクがあると、もう復帰することは、実力的に無理でしょう。まだ、正式に発表していませんので、国士館大の人たちや、日本柔道連盟の関係者が説得することをのぞみたいものです。柔道関係者は、なにを考えているのでしょう。こういう逸材は、そう出て来ません。鍛えて強くなるというよりは、天性の才能があるようです。あと、10年柔道をやって、それから格闘技に移っても、遅くはないと思います。

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