2008年10月12日日曜日

原油は来年は1バーレル50ドル台か

 米国の証券大手のメリルリンチによれば、来年には、原油相場が下落し、1バーレル50ドル台の可能性があると予想しました。一時は、150ドルに迫っていましたが、世界的な景気減速懸念で90ドル台となりました。店頭のガソリンは、安くなり、関西では、1リットル160円を切って、155円のガソリンスタンドもあります。原油が下がっている最大の原因は、需要の減退です。米国の石油需要は、今月に入って、前年比7%減でした。欧州でもマイナスです。新興諸国も急速に需要が減っています。中国ですら、車が減りました。中国、ブラジル、インド、ロシアの株価は、大幅に下がり、消費心理も冷え込んでいます。このために自動車の販売台数は前年比マイナスに落ち込み、ガソリン需要も前年比割れとなっています。石油需要の急増を当て込んで、OPEC加盟国が生産能力を大幅に拡大したことも需給緩和の要因となっています。
 しかし、メリルリンチは、2010年には、再び上昇すると予想していますが、果たしてどうでしょう。この金融危機は、簡単に解消しそうにもありません。株価は、まだ下がりそうです。この株価下落で大損した企業、個人も多いことでしょう。景気がよくなって、石油が上がらないのが、最適な解なのですが、そうはうまくいかないでしょう。次に車を乗り換えるときには、ガソリンの消費量の少ない車を選択したいと思っています。トヨタさんもハイブリッドカーをもう少し安くしてほしいですね。

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