12日の投開票で、自民党が敗北しました。民主党の勝利は、予想されたことでしたが、投票率が心配でした。前回よりも10%以上伸びましたが、それでも54.75%。ほぼ二人に一人の投票です。投票率が、70%,80%になりますと、日本も随分変わるでしょう。
一方、西の奈良市長選挙では、33歳の仲川元庸氏が自民・公明の推す鍵田忠兵衛氏を破り、当選しました。ここも投票率は、56.12%と東京都よりは、高かったもののまだ不満が残る投票率でした。奈良市は、不法建築で名を馳せた馬渕氏の地元ですので、力も入っていました。わたしも馬渕氏の朝の街頭演説を聞きましたが、意外と下手です。しかし、かれの真面目さで、好感を持たれています。かれは、企業献金は、一切受け取っていません。すべて個人献金ですので、懐ぐあいは厳しいのでしょうが、よくやっています。こういう政治家が増えると、国政もよくなるのでしょうが。奈良は、もともと保守の強い地盤ですので、民主党が勝つなどは、考えられもしなかったところです。
麻生首相は、国政選挙と地方選挙は、関係ないといっていましたが、引き続く惨敗で、とうとう7月21日の週の解散、8月30日の投票を13日に決めました。選挙は、開けてみないと分かりませんが、衆院選挙でも野党が圧勝してほしいものです。官僚のすさまじい抵抗があるでしょうが、意外と若手官僚は、サバサバしています。年配の官僚が、能力もないのに年数だけで高い俸給をとり、天下り先も保証されていたのが、民主党になるとどうなるのか分からないために戦々恐々としているのでしょう。水槽の中にフグなどを入れると鮮度を保つことができるそうです。是非、緊張感を持たせて仕事をさせてほしいものです。しかし、高級官僚の中には、「民主党政権が出来ると、半年で潰してみせる」と豪語する人もいます。
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