先週、北京に行きますと、北京国際空港での入国検疫検査が厳しくなっていました。以下、次のとおりです。込み具合によっては、1時間ほどかかります。
1.日本の空港で、ボーディングする時に、いつもの入境カードとともに、新型インフルエンザの調査票を渡されます。これは、機内で書かないといけませんが、便名、座席番号、滞在のホテル名は必須です。必ずホテル名を記憶していなければなりません。
2.北京空港に到着しますと、すぐには、飛行機を降りられません。
機内に、検疫官が赤外線の温度計を持って乗り込んで来て、全員のおでこに照射して、体温を測ります。客室乗務員も測温されます。37℃を超えていると、少しうるさいようです。
3.飛行機を下りて、通常の検疫官がいるより少し前で、ひとりひとり、機内で書いたインフルエンザの調査票のチエックがあります。ここが、非常に込んでいます。わたしの時は、40分ほどかかりました。チェックが終わるとその調査票は返されます。
4.次が、本物の検疫官がいるところですが、ここは先ほどチエックされた調査票を渡せばすみます。したがって、並ばずに行けます。
5.次が入国審査ですが、ここは普通よりも空いています。スイスイといけます。
6.あとは、モノレールに乗って、ターンテーブルからスーツケースをピックアップすれば、出口に出られます。
あとで考えると、たいしたことはありませんが、3項のところで、ぎゅうぎゅう詰めですので、この中に感染者がいれば、かなりの確率でうつるなと思います。
出国の場合は、何もありません。
これに比べますと、日本の成田などは、簡単です。小さな日本文と英文の黄色の紙を渡されるだけです。日本語の読めない中国人などはどうするのだろうと思いました。中国では、北京出入境検疫局と北京市衛生局の日本文でアドバイスと書かれた説明書を渡されました。これは、中文、英文、仏文、独文、露文と日本語で書かれています。ハングルはありません。
この紙には、帰国すれば7日間は自宅待機して様子を見るようにと書かれています。また相談の専用電話番号も書かれています。発熱すると、緊急電話するようにとも緊急電話番号も書かれています。無料で医療施設に送るとも書かれています。
日本の場合は、都道府県の相談窓口のURLが書かれているのみで、海外から観光で来た人はパソコンも持っていないでしょうし、どこに電話していいか分かりません。やはり、日本の厚労省は雑です。
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