2010年7月16日金曜日

千代大海の野球賭博と裏カジノ

 テレビでも報じられていますが、週刊新潮’10.7.22号に、特集で、口を拭って処分なし「千代大海」の「野球賭博」と「裏カジノ」と、報じられていました。

 力士や親方からの野球賭博の注文は、携帯電話やメールで受け取っていたようです。これを“付け帳”と呼ばれる帳簿に書くらしいのですが、その書く前のメモを持って、暴力団と相撲界を繋ぐ野球賭博の仲介人が記者に差し出したそうです。これには、
大海
10G-T、5G-S
とかが書かれています。これは、巨人―阪神戦で巨人が勝つ方に千代大海が10万円賭けた、次は中日―ヤクルト戦で中日に5万円賭けたというものです。このメモには、千代大海だけでなく、時津風親方や千代白鵬らも賭けていたそうです。そして、31人が自己申告したのですが、千代大海はしませんでした。その後、外部有識者による特別調査委員会が、全協会員に対して再調査を行いましたが、申告する者はいませんでした。もちろん、千代大海も申告していません。

 ある全国紙の社会部デスクは、「今回の恐喝事件の引き金を引いたのは千代大海とも言える。この件に関し、かれはすでに警視庁の事情聴取も受けている。琴光喜や古市とのやり取りについては説明するものの、自身の野球賭博への関与については、言葉を濁しているそうです」と語っています。
さらに、千代大海は関西地方で違法な「裏カジノ」にも出かけていたようです。大阪場所だけだったかも分かりませんが、この店の女店長は逮捕されています。

 この証人B氏は、カジノもさることながら、福原のソープランドには、よく行ったと語っています。「千代大海は1日1回ではなく、2回、3回と店を移って遊ぶこともあった」とも話しています。これでは、相撲にも勝てないでしょう。

 週刊新潮は、「これだけの大量処分が出たにもかかわらず、その網からスルリと抜けて見せた。これほど奇妙な話もあるまい」とも書いています。たしかに自己申告ですから、書かない人がいたかも分かりません。しかし、誰もが知っていることですから、いずれは分かるはずです。 それにしても、勝負で生きている人は、他人の勝負にお金を賭けるのも好きなようです。貴闘力や安芸の島が現役時代に着物を脱いで、洋服に着替えて、帽子を被って、競馬場にいる写真を見たものです。一般人でもゴルフでも勝ち負けが絡むものには、賭けているひとが多いと思います。厳密にいえば、これも賭けごとで、法を犯しています。村山理事長代理や特別調査委員会の委員は、ゴルフなどで、賭けてないでしょうね。自分らは良くて、力士や親方は、駄目だというのも違和感があります。内容には、差がありますが、裁く人は、後ろ指をさされては、ダメでしょう。

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