2013年2月14日木曜日

自民の「何事モ学バズ」



 産経新聞の「正論」で、佐々淳行氏は、「ナポレオンがワーテルローの戦いに敗れた後、ブルポン王朝が復活し、ルイ18世が既位、亡命貴族たちが戻ってきたとき、彼らの狂喜乱舞を冷たく批判したタレイランの言葉に「何事モ学バズ、何事モ忘レズ」という名文句があると言います。

「自民党の政権復帰はそうであってほしくない。景気対策として公共事業拡大、金融緩和などが行われようが、田中角栄時代のように金権政治に戻らないでほしい」と、皆が心配していることを書いています。

この平成維新とも呼ぶべき大政権交代を巻き起こした老・壮・青の三傑がいるといい、それは、石原慎太郎(80)、安部晋三(58)、橋下徹(43)3氏であるといいます。

さらに、三国志の「桃園の義盟」を想起させると持ち上げています。

平成の桃園の義盟では、さしずめ岸信介の孫で安部晋太郎の息子の晋三氏が劉備玄徳であり、橋下義経を助ける弁護を自任している石原氏が関羽、恐れを知らぬ橋下氏が張飛であろうとなぞっています。

3人には、小異を捨て大同につき、救国の「桃園の義盟」を早急に催し、憲法改正、集団的自衛権行使の容認、国防予算と海防予算、領域警備法、武器使用法、国家安全基本法など国家危機管理にかかわる改革を、デフレ脱却、金融緩和などと同じ優先順位で進め、安部氏の悲願、「戦後レジームからの脱却」を成し遂げてもらいたい。「安部玄徳」に必要なのは、諸葛孔明のごとき、直言諫争の軍師たちであると述べていますが、出てくるのは、竹中軍師でないことをのぞみます。

 

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