2013年2月12日火曜日

未富先老の国、中国

  生産労働人口層が60歳以上の高齢者を養う比率は2010年段階で5人に1人だが、20年に3人で1人、30年に2.5人で1人を養う必要に迫られる。だが、すでに中国の社会保障制度は機能不全に陥っていると、産経新聞の「新帝国時代」に書いています。

中国の1人当たりの国民所得は先進国よりまだまだ低い水準にあります。

中国社会科学院で人口労働経済研究所長を務める蔡昉氏は、中国紙への投稿で「日米欧など先進国が経済発展の上で高齢化社会を迎えたのに対し、途上国の中国は大衆に富が行き渡る前に老いてしまう世界初の『未富先老』の国と嘆いていました。

中国にとって少子高齢化は格差拡大を加速させ、国家の統一性をも揺るがすものなのです。

「中国が抱える問題は、かつて日本が経験したことでもあります。われわれができることは、経済活動を通じて中国を軟着陸させていくことだと、関西経済同友会の大林剛郎代表幹事はこう提言しています。

 

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