2012年11月28日水曜日

宮田重樹氏の「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる」(11)


    (昨日からの続きです)

カテゴリー③……関節の可動域改善トレーニング
 要するにストレッチです。柔軟体操と言ってもいいでしょう。
年をとることで狭くなりがちな体の可動域を、ストレッチによって維持・拡張することが狙いのトレーニングです。
 人間は、加齢とともに体が硬くなっていきます。
高齢者の場合は、骨盤やあばら骨の関節がスムースに動かなくなり、そのために体が硬くなることが圧倒的多数です。
一般的に行われているストレッチは、若い人向けの筋肉を柔らかくする内容が主になっています。ですから、高齢者には一般的なストレッチではなく、これらの関節を柔らかくする特別なトレーニングが必要なのです。

手伸ばし
    片腕を上げて、肋骨に手を当てます
    そのまま肩甲骨を上げていきます
    肋骨が上っているのを確認し、その格好を5秒間維持します
    肩甲骨を下ろし、同じ動作を片腕10回ずつ程度行います

体回旋
    腕を前方に、床と水平になるように伸ばします
    回旋させる方向と反対側の踵を浮せます
    回旋する側の足を軸にして、ゆっくりと回旋を始めます
    反対の足は、回旋につれてさらに踵が浮きます
    視線は、指先を視界に入れながら、その少し先を見るようにします
    体がややきついと感じる直前まで回旋させ、ゆっくりと戻します。回旋方向を変えてもう一度行ないます

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