過去の震災復旧対策の浪費ぶり
「奥尻島では島民一人あたり1620万円使った。
1993年7月12日の北海道南西沖地震では、人口4700人の島で、死者172人、行方不明者26人合わせて198人という惨事となった。住宅の全半壊戸数525戸であった。復興のために、200億円かけて、総延長14キロメートル、高さ11メートルの防潮堤、27億円かけて津波避難のための人口地盤―望海橋、高台宅地の造成、海抜2メートルの市街地を6メートルにする嵩上げ工事など、合わせて760億円の復興費をかけた。望海橋の面積は4650平方メートルもある。島の人口4700人全部がこの上に避難できる(*約一人当たり1㎡。東京都に直すと1322万平方メートル。東京ドーム(グランド)の1016個分が必要になります)。しかも、橋から高台に逃げられるようになっている。
760億円のうち、町の負担は160億円である。
760億円の復興費を島の人口4700人で割ると一人当たり約1620万円になる。町の負担だけでも一人340万円である。町財政が危機に陥るのも当然だ。しかし、それでも復興していない」
唸りませんか。土建屋を儲けさせるだけの復興計画だったように思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿