2012年9月18日火曜日

原田泰氏の震災復興欺瞞の構図(15)


  昨日からの続きです。
 復興予算は関係ないことに使われる
「震災復興と関係のないことに巨額の予算が使われようとしている。宮城県の震災復興計画では、電力の自給体制を充実させ、災害に強い街づくりを目指すため、復興住宅に太陽光発電設備の全戸設備、高台移転で造成する住宅街にバイオマスエネルギーを導入し、エコタウン化を進めるとある。これらはいずれも高コストのエネルギーで、補助金を投入しなければ維持できない。停電に強い街にしたいということであれば、病院や避難所など災害時に電力のより必要な場所に、ディーゼル発電機などを用意しておけば済むことではないか。

増税して無駄な事業をすれば、病み上がりの日本経済をさらに痛めつけることになる。増税は需要を減らし、増税で造られた造成地に人は住まない。住まわせるためには、一戸当たり3058万円で造成した土地を捨て値で売るしかなくなる。

復興を遅らすだけの議論
復興が遅れるのは、復興と関係ないことをしようとするからだ。
日本の耕地面積456万ヘクタールに対して40万ヘクタールもある耕地放棄地は、ほとんどが農民の土地だったものだ」

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